今年も2024年5月に行われる第36回フィンスイミング日本選手権大会の大会要項が発表されました!
今大会は国内最大のフィンスイミングの大会で,7月にセルビア・ベオグラードにて行われる世界選手権の日本代表選手選考も兼ねています。
トピックス
ゴールデンウィーク翌週末の2日間開催
今年は例年のゴールデンウィーク中の開催ではなく,翌週末の2024年5月11日(土)-12日(日)の開催で,場所はいつもと同じく神奈川県横浜市にある横浜国際プールにて行われます。
それに伴い,大会スケジュールは2日間日程で行われます。種目順序は大会要項をご確認ください。
世界ルールの更新により新種目が登場!
昨年9月にCMAS(世界水中スポーツ連盟)から世界ルールの更新が発表され,2024年1月より適用になった新ルールの中で,リレー種目について新種目の追加と変更がありました。
新種目!4×100mSB Mixedリレー(サーフィス・ビーフィン混合リレー)
なんといっても最も注目の種目は4×100mサーフィス・ビーフィン混合リレー!
こちらの種目は女子2名+男子2名で行う混合リレーとなっており,さらに女子2名のうち1人がサーフィス,1人がビーフィン,男子2名のうち1人がサーフィス,1人がビーフィンを泳ぐという,チーム力が試される種目といえます!
<サーフィス・ビーフィン混合リレー泳順のルール> 第1泳者:男子ビーフィン ↓ 第2泳者:女子ビーフィン ↓ 第3泳者:男子サーフィス ↓ 第4泳者:女子サーフィス
なお,ここでいうビーフィンのルール・規定はCMASビーフィンのルールに則って行われるため,使用できるフィンや水着にはご注意ください。
また,同じ種目で女子4人,男子4人集めるのは大変だったチームも,この4×100mSB Mixedリレーならエントリーのハードルがだいぶ下がるのではないでしょうか?
たくさんのエントリーがあることを楽しみにしましょう!
4×50mサーフィスリレーは男女別に変更
今までは男女混合リレーだった4×50mサーフィスリレーは女子4×50mサーフィスリレーと男子4×50mサーフィスリレーそれぞれの種目に分かれることになりました。
今まではひとり100mもしくは200mを泳がないと4人のリレーを組むことができませんでしたが,ひとり50mならそういったハードルがぐっと下がり,挑戦できるチームも増えるのではないでしょうか!
50mならトレーニング用のゴム製モノフィンでも泳ぎやすく,シュノーケルもあまり呼吸をしなくて良いので,モノフィンでのレースデビューに個人種目はちょっと緊張するし恥ずかしい・・・という人は仲間を集めて挑戦してみてください!
使用できるフィンがゴム製のフィンのみに制限
こちらも世界ルールの更新(新設)により,11歳以下の選手はゴム製のモノフィン・ビーフィンしか利用できないという規定が加わりました。
成長・健康に考慮したルールの新設と考えられるこの規定ですが,知識なく大きく硬いフィンなどを使ってしまうと関節に大きな負荷がかかりやすいため,ルールで安全に考慮する意識が増えることは非常に良い取り組みかと思います。
お子様に限らず,モノフィンの入門・練習にはゴム製のモノフィンを使用して,基礎スキルを身につけることをお勧めいたします!
なお,加えて世界ルールの中では,12-13歳区分の選手はCMAS認証ステッカーの貼付されているRocketfinなどのゴム製以外のモノフィンも使用可能だが,そのサイズが60cm平方までのものに限る*と制限されています。こちらに関しては今回の大会要項には明記されていませんが、12-13歳の選手がいるチームなどは事前に確認をしておくことが必要かもしれません。
*通常は76cm平方+高さ15cmまで
1.13.MATERIAL RESTRICTIONS
C: 14 - 15 years
- In Surface events athletes can use new-type monofins certified by CMAS. The certification sticker is mandatory.
- Only the use of homologated swimsuits with proper logos is permitted (Women: full body or knee suit. Men: pant, full body, knee suit, jammer).
- The use of snorkel is mandatory in all surface events.D: 12 - 13 years
- In Surface events athletes can use training monofins, or new-type of monofins with maximum dimensions 60x60 cm which must be certified by CMAS, and carry the certification sticker.
- Only the use of homologated swimsuits with proper logos is permitted (Women: full body or knee suit. Men: pant, full body, knee suit, jammer).
- The use of snorkel is mandatory in all surface events.E: 10 - 11 years
(CMAS FINSWIMMING JUNIORS WORLD CUP SWIMMING-POOL Version 2023/01より抜粋)
- In Surface events athletes can use only rubber monofins or Bi Fins.
- The use of competition swimsuits is not permitted.
- The use of snorkel is mandatory in all events.
フィンスイミングにチャレンジしてみたい方!
『これからフィンスイミングに挑戦してみたい!!』という方も,本大会は日本水中スポーツ連盟への選手登録をすることで,参加標準記録を上回ることができる方であれば参加することが可能です。(公式大会で記録を出したことがある等は不要です)
※詳細は大会要項の【参加資格】の項をご確認ください。
なお,完全版として大会に出るための事前準備や大会までの過ごし方,当日の注意点などをまとめた『フィンスイミングパーフェクトガイド-大会編-』もありますので,ぜひご参考にしてください!
フィンスイミングの大会を一緒にサポートしてくれる方!
『自分は泳がないけど,フィンスイミングを応援したい!』
『フィンスイミングの迫力をナマで感じてみたい!』
『これから始める前に大会に接しておきたい!』
そんな方は是非大会役員として一緒に大会を作っていきませんか?
水泳のことがわからなくても大丈夫!競技規則などはわからなくてもサポートできるポジションはたくさんあります!もちろん水泳経験者はより競技に近いポジションでフィンスイミングの迫力に接することができます!
興味のある方は弊社もしくは日本水中スポーツ連盟までお問い合わせください!
その他,大会要項および関連資料を以下にまとめましたのでご確認・ご活用ください。
なお,大会に関するご不明点等は主催の一般社団法人日本水中スポーツ連盟へお問い合わせください。
【大会要項】
【競技規則についての注意点】
【日本代表選考について】
【申込み・提出資料】
※参照:18歳未満の競技者への検査について|日本アンチ・ドーピング機構 _ Japan Anti-Doping Agency (JADA)
【会員登録(選手登録)】
登録の手順は以下の水中スポーツ連盟のホームページをご参照ください.また,ページ最下部に会員登録申請書がございますので,2024年度用のファイルをダウンロード・記入の上,①登録費の振込,②メールにて申請書の提出を行なってください!
申込み締め切りは3月27日まで!選手登録は3月15日!
大会要項にも記載の通り,大会の申込み締め切りは【2024年3月27日まで】となっておりますが,団体登録および選手登録は【2024年3月15日まで】となっておりますので,参加予定の方はお気をつけください!
※それぞれ締め切り期限までに
・選手登録(新規団体を立ち上げる方は団体登録含む)
・選手登録費用の振込み
・参加費の振込み
・申込み必要資料の送付(メール)
これらを済ませる必要がありますので,早めに準備をしておきましょう!
以上となります。
大会まで残り2ヶ月程度となりますが,本番に向けて練習・トレーニング頑張っていきましょう!
なお,Fin-D Swim Schoolでは選手向けの練習会(アスリートクラス)を東京を中心に不定期にて開催しておりますが,現在新規の方の受け入れが難しい状況となっております。
選手以外にも,レベルやご年齢問わずプライベートレッスンとしてパーソナルレッスンやグループレッスン,出張レッスン等も承っておりますので新規でご希望の方は一度お問合せください!