【海外情報】(結果解説!Day1)第28回フィンスイミングヨーロッパ選手権inハンガリー

 7月19日より、ハンガリー・ゲデレーにて第28回フィンスイミングヨーロッパ選手権が開催されています!この大会は、フィンスイミング競技では、世界選手権以上に長い歴史を持つシンボリックな大会。過去には多くの世界記録がここから誕生しており、今年最も注目の大会と言えるでしょう。

 そこで、フィンスイミングチャンネルでは、4日間に渡る熱戦の結果を速報で毎日お届けしていきます!

男子100mサーフィス - ハイレベルな戦いの結末!

CMASORG Instagramより

 大会1日目の注目種目である男子100mサーフィスは、昨年のワールドゲームズ・世界選手権でともにワンツーフィニッシュを飾ったMax(ドイツ)とFilip(クロアチア)が激しい対決を繰り広げました。さらに、彼ら2人だけでなく、世界選手権でメダル獲得ラインとなる34秒台のベストタイムを持つ選手たちも4名参戦し、高いレベルの戦いとなりました。

 予選では、2005年生まれの新星Georgios(ギリシャ)が34秒26という驚異的なタイムを叩き出し、会場が沸き立ちますが、フォルススタートによる失格でこの記録は幻に・・・。最終組ではMaxが33秒89と世界記録まであと0.18秒に迫る歴代4位の好記録で泳ぎ、決勝での世界記録更新へ期待が膨らみます。

決勝では、前半の50mをFilipが驚異の15秒67というタイムでターン。Maxが16秒17で続き、レース後半は徐々にFilipとの差を詰めますが終盤失速し、Filipが逃げ切る形で34秒31の1着でゴール。2着はMaxの34秒62、3着はJustus(ドイツ)の34秒95となりました。
しかしながら、Filipはスタート時に若干動いてしまったためフォルススタートにより失格。4着で35秒24のHugo(フランス)が繰り上がりとなり、銅メダルを獲得した。

女子100mビーフィン - 世代交代の兆し

CMASORG Instagramより

 女子100mビーフィンでは絶対的な強さを誇る、45秒16の世界記録保持者Petra(ハンガリー)が福岡で行われている競泳の世界水泳出場のため欠場。普段はPetraの独壇場である同種目にて、誰が金メダルを獲得するのかが注目されていました。

結果は、 Dorottya(ハンガリー)が 47秒74で優勝。次いで、Antonina(ポーランド)が48秒21で2位、Yevheniia(ウクライナ)が48秒81で3位となりました。タイムこそ世界記録からは遠いものの、驚きは、表彰台に立った3名含め、決勝進出者8名のうち7名が2001年以降生まれと若手が台頭し、世代交代が進む興味深い結果となりました。

男子400mサーフィス - 世界記録に挑む三つ巴の激戦!

CMAS World Underwater Federation YouTubeより

 近年、世界記録更新が期待される選手が最も多く、誰が記録を更新するのかとレベルの高い争いが繰り広げられているのが男子400mサーフィス。今大会でも、2分55秒57の世界記録保持者Oleksii(ウクライナ)、そこから1秒以内のベストタイムを持つ、Nandor(ハンガリー)、Alex(ハンガリー)の三つ巴の戦いに注目が集まりました。

 前半100mまでは横一線の展開。早くもそこから飛び出したのはNandorでした。200mのターンは1分27秒46。そこから一切ペースを落とすことなく、後続をぐんぐんと引き離し、2分55秒74でフィニッシュ。世界記録まで0.14秒に迫りました。2位にAlex、3位にOleksiiと続き、三つ巴の戦いはNandorの勝利となりました。

 Nandorは以前フィンスイミングチャンネルでも紹介した同種目のジュニア世界記録保持者でもあり、800mサーフィスの世界記録保持者。好調が伺える今大会、800mサーフィスにも期待が高まります。

【リザルト】

Day1 AM:Session 1

Day1 PM:Session 2

YouTubeレース動画

 以下の画像を選択するとYouTubeにリンクします!

第28回フィンスイミングヨーロッパ選手権YouTubeライブ配信CMAS_Finswimming_European_championship2023_YouTubeLive_session1
第28回フィンスイミングヨーロッパ選手権YouTubeライブ配信CMAS_Finswimming_European_championship2023_YouTubeLive_session2

リザルトや解説を毎日更新します!

 大会2日目の結果速報もお楽しみに!

★Please Follow Us★