フィンスイミングの2025年シーズンの開幕です！そのオープニングを飾る『CMAS World Cup 2025』の第1戦が、フランス・エクサンプロバンスで2月7日から3日間に渡り行われました！！
トピックス
CMAS World Cup 2025 第1戦 フランス大会
フランス南部の芸術都市エクサンプロバンスは、過去に何度も国際大会を催した実績を持つフィンスイミングでは馴染み深い都市の一つです。今年最初の世界新記録が早くも樹立されるなど、見所たくさんの大会となりました！
各種目のメダル獲得者・リザルト一覧
大会のハイライト
王座奪還！MORSTEDT Justus選手が世界新記録！
大会唯一の世界新が誕生したのは男子200mイマージョン。MORSTEDT Justus選手（ドイツ）が、従来の記録を0.47秒更新する1分12秒86で王座に輝きました。
200mイマージョンは昨年に正式種目に採用されたばかりの新種目。MORSTEDT選手はその最初の世界記録保持者です。しかしながら、記録保持者として臨んだ昨年の世界選手権では、GUAN Hanzhi選手（中国）に敗れ2位に。同時に世界記録も奪われてしまいました。そして今回、このGUAN選手の記録を抜き返し、世界選手権の雪辱を晴らしました！！きっと、並々ならぬ準備を経てこの大会に臨んだのでしょう。そんな覚悟が感じ取れる、今大会のベストレースです。
MORSTEDT選手は今大会、100mイマージョン、100mサーフィス、200mサーフィスでも優勝。今年は彼を中心に、男子フィンスイミング界は動きがありそうです。
着々と準備を進めるワールドゲームズ出場選手たち
今年7月のワールドゲームズへの出場を予定してる選手たちも、今大会に出場しています。先述のMORSTEDT選手をはじめ、LOSSNER Niklas選手（ドイツ）、SCHIKORA Johanna選手（ドイツ）、PLACZEK Lilly選手（ドイツ）といったドイツ選手たち、TURUCZ Zoe選手（ハンガリー）やDESTEFANI Giorgia選手（イタリア）らが活躍をみせました！記録面ではまだ調整段階といった様相ですが、それでも健在の強さを示しています。一方、昨年はほぼ全戦に出場していたコロンビア勢、ウクライナ勢、ハンガリー勢の多くは出場せず国内での調整となりました。次戦以降の参戦はあるでしょうか。
配信アーカイブ・全リザルトはこちら
今大会の様子も『CMAS TV』からご覧いただけます。
大会の全リザルトは以下をご覧下さい。
ワールドカップ2025今後のスケジュールは？
ワールドカップシーズンはまだまだ続きます！今後のスケジュールは以下をご覧ください！
- 第2戦 イタリア大会：3月20～23日
- 第3戦 スペイン大会：4月11～13日
- 第4戦 アメリカ大会：5月23～25日
- 第5戦 台湾大会：9月11～14日
おわりに
ワールドカップ以外にも・・・ロシア選手権の衝撃
ワールドカップのその裏で、ロシアの国内選手権で驚愕の記録が誕生しています。非公認ながら、従来の世界記録を大幅に更新する記録が、女子400m・800mサーフィスの2種目で誕生！！
現400mサーフィスの世界記録保持者、PATLASOVA Mariia選手（ロシア）が、自身が持つその記録をなんと3秒49も上回る3分8秒67で泳いでみせました！！！そして、800mサーフィスでも、従来の世界記録を0秒57上回る6分46秒22で泳いでいます！！PATLASOVA選手は、ワールドゲームズへの出場はないですが、ヨーロッパ選手権には出場が想定されます。今年最注目の選手の一人といえるでしょう。そんな彼女のレース映像は以下よりぜひご覧ください！
・400サーフィス（Youtube）
・800サーフィス（Youtube）
次回の更新もお楽しみに！
ワールドカップの結果をはじめ、今後も『Worldwide Finswimming News』では、フィンスイミングの国際情報を随時ご紹介。世界を知り、フィンスイミングをより楽しむ材料としてご活用ください！
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