『フィンスイミング』
名前は知っているし興味もあるけど・・・
どんな用具が必要なの?どうやって大会に出場するの?どんな種目があるの?
そんな疑問にお答えするため、フィンスイミングチャンネル名物のパーフェクトガイドを
- 用具編
- 大会編
- 種目編
の3項目で詳しく説明していきますので、ぜひチェックしてみてください!
これを読んだらフィンスイミングをする準備はバッチリ!思い切ってあなたもフィンスイマーになってみてはいかがでしょうか?
今回は、大会編と題して『大会エントリー』『大会出場』を順番に詳しく解説いたします!!
トピックス
【大会エントリー】
フィンスイミングには様々な楽しみ方があり、大会に出場するのもその一つ!練習を重ねスキルが上達すると、誰もが自分の全力で泳いだタイムを知りたくなるもの。
そんな時にはぜひ大会へ出場し、『自分のベストタイムを知る』、『ベストタイムの更新を狙ってみる』のはいかがでしょうか?
フィンスイミング大会は、日本国内においても年に複数回、開催されています!
しかも、その多くは誰もが参加可能な初心者歓迎の大会です!大会に出場すれば、自然とフィンスイミング仲間が増え、より深く、このスポーツを楽しめるようになるかもしれません。
しかしながら、初めての大会参加は、分からないことばかりで不安なもの…。
でも安心してください!
今回はそんな課題を解決するべく、フィンスイミング大会のエントリーから出場、そしてレースの流れを簡単にまとめさせていただきました!大会参加をご検討の方は、ぜひこの記事を読んで、大会のイメージを膨らませて下さい!
フィンスイミング大会とは
日本国内のフィンスイミング大会には大きく分けて以下の2種類があります。
- 日本水中スポーツ連盟(JUSF)公認大会
- その他のJUSF公認ではない大会
※JUSFは、日本におけるフィンスイミングの統括連盟です。
フィンスイミング大会とは、主に①の大会を指し、本記事も基本的にはこちらの大会の一般的な流れを想定して記載しております。
②の大会としては、連盟非公認のフィンスイミング大会だけでなく、『千葉チャレンジカップ』や『H2O Swim Party』、『ルネサンスマスターズ』、『セントラルマスターズ』等、競泳の大会にて一部フィンスイミング種目を採用している大会の事も指しています。
これらの大会への出場を目指す場合は、それぞれの大会独自の申し込み手続きをする必要がありますので、各主催者へご確認下さい。
国内大会年間スケジュール
さて、例年の開催時期・場所を参考に、JUSF公認のフィンスイミング大会の年間スケジュールをまとめてみました。※時期・場所は目安です
開催時期 | 大会名 | 主な開催場所 | Memo |
---|---|---|---|
5月 | 日本選手権大会 | 横浜国際プール | 兼 日本代表選考会 |
9月 | 東京アクアティクスセンター杯 | 東京アクアティクスセンター | 競泳とフィンスイミングの50m種目のみが開催される大会 |
夏〜秋 | 日本短水路選手権大会 | 全国レクリエーション大会開催地 | *全国レクリエーション大会期間中に実施予定 |
秋〜冬 | 関東オープン大会 | 町田市立室内プール 千葉県国際総合水泳場 | |
12月 | 九州大会 | グローバルマーケットアクアパーク桃園 | |
3月 | ジャパンオープンマスターズ大会 学生選手権 | 町田市立室内プール 千葉県国際総合水泳場 | 同日開催 |
5月に行われる日本選手権は、日本最高峰の競技会であり、参加標準記録がある等、少し敷居が高いですが、他の大会の多くは、誰でもエントリーできる初心者大歓迎の大会です!
ただし、日本選手権の参加標準記録自体は決して難しい記録ではないので、こちらにも是非挑戦していただき、最高峰の大会へ出場し、その雰囲気を味わってみるのも良しです!
なお、日本選手権、日本短水路選手権、学生選手権はJUSFの競技者登録が必須となります。その他の大会は、記録の公認はされませんが、競技者登録なしでも出場可能です。*競技者登録については後述いたします。
大会に出るには?
大会要項で開催日や大会内容の確認を!
大会への出場は、まず大会要項で日程と開催場所を確認するところからスタートします!
大会開催日の約2ヶ月前ごろから、JUSFのHPで公開、もしくは登録団体へメールにて大会要項が配信されます。前出の表を参照して頂き、随時HPの更新があるかをご確認下さい。
例)5月開催の日本選手権であれば、3月頃に要項が公開。
HPの更新があるまでは、いつ大会が開催されるのか不明…という不便な状況ではありますが、大会は申し込みさえすれば誰でも参加可能のため、急ぐ必要はありません!連盟HPに年間スケジュールが出るようになると便利ですね…。
なお、大会の告知は、このフィンスイミングチャンネルでも、要項の内容や大会の情報をわかりやすく整理して、随時お知らせしております!
大会情報告知の際には、各種SNSにて更新のお知らせを行いますので、大会参加を目指す方は、ぜひ以下のSNSをフォローしていただき、お待ち頂けますと幸いです。
大会エントリー
大会要項には、日程・開催場所の他、参加費やその振込先、申込締切日等も記載されています。それらの情報を確認し、早速エントリー手続きを行いましょう。
エントリーは通常、団体(チーム)単位で行います。フィンスイミングチームは全国に数多く存在するため、初めての大会出場時は、まずどこかのチームに所属するのが良いでしょう。
チームに所属すれば、大会エントリーもスムーズです!
もちろん、申込から大会出場まで、全て自分1人で行うことも可能です。チームを自ら作成し、大会に出場する事もできますので、所属先が見つからない場合は、そんなに難しいことではないのでご自身でのエントリーもご検討下さい!
ちなみに、JUSF公認の大会のうち、『関東オープン大会』・『九州大会』・『ジャパンオープンマスターズ大会』は、オープン参加が認められている大会で、JUSF競技者登録手続きが必要なく、大会エントリー手続きのみで出場する事が可能です。
*ただし、大会での記録の公認や仮に日本代表選出を目指す場合は、競技者登録が必要となります。
一方、日本選手権・日本短水路選手権・学生選手権は競技者登録が必須となります。その場合は、大会エントリーとは別にJUSFへ競技者登録の手続きを行う必要があります。
競技者登録は、JUSF登録チームを介して行う必要があるため、既に登録済みのチームに所属して競技者登録するか、新しくチーム登録を行い同時に競技者登録を行います。
競技者登録の詳細はJUSF公式HPをご参照ください。
エントリーが完了したら、後は大会に向けて練習するのみ!
大会出場を決めたら、日々の練習もより一層、モチベーション高く取り組めるはず…!目標達成・ベストタイム更新など、それぞれのゴールに向かって、準備をしていきましょう!
大会エントリー手順のまとめ
【大会出場!】
いよいよ本番の大会当日、レースへの出場です!!
初めてのレースは緊張に加えて、分からないことが多く心配事も多いはず・・・。
そんなお困りを解消するべく、フィンスイミング大会の流れや、特有のルールについて、できるだけ詳しくご紹介致します!
落ち着いてレースを楽しめるよう、ぜひ参考にして下さい!
まずは最終要項の確認
大会当日の詳細は、開催日の1~2週間前に参加団体の代表者へメール等で発信される「最終要項(二次要項)」にて案内があります。最終要項での要チェック箇所は以下の通り。
- 競技スケジュール
通称『タイムテーブル』。当日の開場時間、器具監査の場所・時間、競技順序や競技開始予定時間など、1日の流れを必ず確認しておきましょう - ウォーミングアップ
大会では通常、開場後に1時間~1時間半程度、昼休みに30分程度、プールでの練習時間が設けられています。また、競技中にもサブプール等にて練習が可能な場合があり、これらの情報も要チェックです。
なお、ウォーミングアップではフィンの使用は自由に行えますが、普段一緒に泳ぐことのないスピードの選手が多い中でフィンを使用する事になるため、怪我や事故が発生しないよう、前方・後方に充分ご注意下さい。また、レーンごとに『泳ぐレーン』と『スタート専用レーン』に分かれているので、電光掲示やアナウンスをよく聞いて、レーンを間違えないようにしましょう。
サブプールが開放されている場合、そちらの方が人が少なく泳ぎやすい傾向があるため、大会初心者の場合はそちらでウォーミングアップを行うのが良いかもしれません。 - 大会申し合わせ事項
フィンスイミングには、競泳とは異なる独特なルール(器具監査・75秒ルール等、解説は後述)が存在します。これらの情報は、最終要項とともに発信される『競技規則についての注意点(大会申し合わせ事項)』にも記載があるため、こちらも忘れずご確認下さい。
フィン特有のルールとは?ポイント解説
最終要項を確認したら、いざ大会へ!当日、特に注意をしなければならないポイントは3つ!
それは、「器具監査は事前に」、「フィンの装着はレーンの前で」、「レース後はプールの横側から退水」です!
ポイント1「器具監査は事前に」
用具編*でも説明した通り、競技会で使用できるフィン・シュノーケルには、大きさ等のルールが設けられています。そのため、大会当日、出場選手は自らの用具がルールの範囲内である事を示すため、レースよりも事前に「器具監査」を通過しなければなりません。
器具監査では、レースで使用する全てのフィンとシュノーケルの採寸とチェックを行います。そして、規定内であると認められた用具には「監査証」と呼ばれるシールが貼付されます。レース直前にはこのシールが貼ってあるかの確認もあるため、失くしたり剥がれたりしないようご注意下さい。器具監査を経ていない用具を使用してレースに出場した場合は「失格」となってしまいます。
なお、監査証は当該大会でのみ有効となります。別大会の監査証では器具監査済みとは認められませんので、必ず各出場大会にて、器具監査を受ける必要がある点、ご注意下さい。
器具監査を受けられる時間は、最終要項への記載や、大会当日のアナウンスをご確認下さい。開場後〜ウォーミングアップ時間や昼休みなどは、ほぼ確実に実施されますが、大会後半の時間帯には実施されない場合もあるので、自らのレース時刻が遅い場合でも、早めに会場入りして、器具監査を済ませておくのがおすすめです。
*用具編はこちら↓
ポイント2「フィンの装着はレーンの前で」
レースで使用する用具は様々です。競泳でも使用する「スイミングキャップ」や「ゴーグル」はもちろん、「レース水着」への着替えにも時間がかかりますし、フィンスイミングでは加えてフィンやシュノーケルを身に着ける必要があり、想像するだけでもレース前の準備は少し忙しいかもしれません・・・。
しかし、ご安心ください。
フィンスイミング競技では、選手が各レーンの前に入場した後に、用具を装着するための準備時間が設けられています!特にフィンは、招集所から身に着けてしまうと、レーンへの移動ができません・・・。焦らずに、レーンの前に着いてからフィンの準備をするようにしましょう。(ゴーグル・キャップ・シュノーケルは招集所で身に着けてもOKです。)
レーンの前に選手が到着すると、(場合によってはレーン紹介の後で)審判長の持っている笛で「ピッ・ピッ・ピッ」とショートホイッスルの号令がかかります。この笛は、スタートの準備を開始して下さいという意味で、選手は、フィンをプールの水面につけて足を馴染ませたり、スタート台に上ったりといった準備をする事ができます。ショートホイッスルの前にフィンを履くのはOKですが、そのままフィンを水につけたりしてしまうと、ルール違反で失格となってしまうのでご注意下さい。
「ショートホイッスルがある前はプールの水には触らない。スタート台にも上らない」。肝に命じておくと良いでしょう。
審判長がレースを始められると判断したら、次に「ピーーーー」というロングホイッスルの号令がかかります。この笛は、「スタートの号令をかけますよ」という意味で、ひと呼吸のち、「Take Your Marks」の号令がかかりピストルの音とともにレースが始まります。
ちなみに国際ルールでは、「75秒ルール」と呼ばれる準備に関するルールが存在します。
国内では日本選手権大会の決勝競技でのみ採用されており、一般的ではありませんが、このルールでは、選手は入場後、審判長のショートホイッスルの後にフィンの装着等の準備を開始し、75秒後のロングホイッスルまでにスタートの準備を含めた全てを完了させなければなりません。
ロングホイッスル後に準備が整っていない場合でも、延長は認められずにスタートの号令がかけられてしまいます。また、入場後に定められた時間以外で準備をすることは一切認められません。(入場前については規定がないため、多くの選手が入場前に、フィンを履く以外の準備を済ませる場合が多い。)決勝を泳ぐ選手たちは、75秒という短時間で、フィンの装着・スタート準備・レースへの精神統一などを済ませる必要があり、これをいかに早く正確に済ませるかという事も、ひそかに練習しているとか・・・?
ポイント3「レース後はプール横側から退水」
全力を出し切ってレースが終了!!
しかし油断は禁物。
フィンスイミングではレースでの安全を確保するため、プールからの退水方法にもルールが設けられています。それは、「役員の指示に従い」「原則、プールの横側から退水する」ことです。違反をした場合は失格となり、せっかく泳いで出した記録が消えてしまいますし、隣のレーンを泳ぐ選手と接触してしまう恐れなどの危険が伴いますので、ご注意下さい。
よくある失格ケースとしては、ゴールタッチの勢いそのまま、スタート台サイドから退水してしまう事。普段の練習ではそこから退水することも多く、癖づいてしまっているかもしれませんが、レースではNGです。
もう一つは、役員の指示に従わず(聞こえず)、まだ泳いでいる選手がいるレーンを横切って、横から退水してしまうこと。レーンを跨ぐ移動が必要になる場合は、必ず役員が指示を出します。ゴールタッチ後は慌てずに、役員の動きを確認するようにしましょう。どんなに早く退水してフィンを脱ぎたかったとしても、役員の指示があるまでは自分のレーンで待機するのが鉄則です。
初めてのフィンスイミング大会では、分からないことが多くて当たり前。きっと、この解説を読んだだけでは、イメージを持ちづらいこともあるかと思います。そんな時は、チームメイトや周りの競技役員に分からない点をぜひ、聞いてみてください。分からないままレースに出場し、不安の中で失格となってしまっては、せっかくの努力が記録として残りません。また、本解説を読みながら、他の人が出場しているレースをみて、流れを確認することもオススメです!
最後に、大会当日の流れをチェック!
最後にまとめとして、大会当日、一日を通しての動き方をイメージしてみましょう。
〇入場~朝のウォーミングアップ
- 開場時間に余裕を持って入場ゲート前に到着
⇒開場時間、場所の詳細は「最終要項」をチェック! - 入場が開始されたら、慌てずに待機場所を確保
⇒大会によってはあらかじめ待機場所がチームごとに決められている場合もあるので、こちらも「最終要項」をチェック!
💡団体代表者の場合は、入場後、受付にて団体受付をしましょう。プログラムや大会参加賞などを受け取ることができます。 - 入場後は、まず器具監査がおすすめ
⇒レース前に慌てないためにも、会場について待機場所を確保した後は、レースで使うフィン・シュノーケルを持って器具監査へ向かうのが吉。プールサイドで実施される場合が多いので、荷物を持ってそのままウォーミングアップへ向かうとよいでしょう。 - 朝のウォーミングアップを行いましょう
⇒落ち着いて泳ぎたいならサブプールがオススメ。メインプールでは、途中から公式スタート練習も実施されますのでレースイメージの最終確認に使うと良いでしょう。ウォーミングアップ可能な時間は、「最終要項」をチェック!
💡団体代表者の場合、朝のウォーミングアップ中に「監督者会議」に出席する必要があります。当日の注意点や会場導線などの確認・案内が行われますので、ご自身が代表者の場合は忘れずに出席するようにしましょう。代表者でない場合も、監督者会議での通知事項を、後ほどチームの代表者へ確認するとよいかもしれません。監督者会議の時間は、当日にアナウンスがある他、最終要項にも記載されています。なお、必ずしも責任者でなくても、マネージャーさん等に参加してもらえばOKです。 - アップ終了後は自分のレース時間まで、待機場所や観客席で過ごしましょう
⇒競技が始まったら、観客席からレースの流れを確認しておくと良いでしょう。フィンを履くタイミング・退水方法等は要チェック!また、各チームに最低1部、大会プログラムが配布されますので、そちらで自分の出場種目の組・レーン数を必ず確認し、頭に入れておきましょう。
〇レースの準備~招集されるまで
- 自分のレース予定時間の1時間半前を目安に準備スタート!
⇒朝のウォーミングアップから時間が空いてしまった場合は、サブプールなどで少し泳いで直前のウォーミングアップをするのも良いでしょう。準備体操で身体を温めて、本番に備えましょう。 - レースの45分前、レース水着に着替えて準備万端
⇒レース水着を着るには少し時間が必要です。時間には余裕をもって45分前くらいから着替えが開始できると良いでしょう。レース水着に着替えるとトイレに行きづらくなるので、着替える前に済ませるのを忘れずに! - レースの30分前、必要なものをもって招集所へ
⇒レース水着に着替えたら、必要な用具をもって招集所へ向かいます。この時、忘れ物があると大変なので十分に気を付けましょう。キャップ、ゴーグル、シュノーケル、フィン(モノフィン or ビーフィン)、フィンを履く際に必要な用具は必携。日本選手権などでは招集所で選手証(IDカード)の提示が必要になりますのでこちらも必ず忘れずに!なお、ジャージは、招集所へ着ていける場合とそうでない場合があります。事前に「最終要項」で確認しておくとよいでしょう。 - 招集所にて、名前を呼ばれる時を待つ!
⇒招集所では、レースの組ごとに順次名前が呼ばれ、整列するよう促されます。招集員の案内が聞こえる場所で待機して、呼ばれたら速やかに整列しましょう。整列後は順次、器具監査シールや水着の確認が役員によって行われます。全てのチェックがクリアできたら、いよいよプールへ入場し、レース本番です!
〇プール入場~レース~レース終了後
- 招集後は役員の誘導で自分のレーンへ
⇒招集所で名前を呼ばれ整列してから、自分のレーンへ入場するまでは少し時間があり、最も緊張や不安も高まる時間・・・。しかしその間こそ、ゴーグル・キャップ・シュノーケル等を事前に装着して、レースの準備をしておくと良いでしょう。入場までは、適宜、役員が誘導してくれますので、準備をしつつ、役員の指示に従い行動しましょう。 - 自分のレーンへ入場、場所を間違えないように注意!
⇒入場時は、自分のレーン順を間違えないようご注意下さい。コース台の後ろにいる計時の役員に、「◯レーンの◯◯です。よろしくお願いします。」と言って確認しておくと良いでしょう。間違ったレーンで泳いでしまうと失格になってしまいます! - フィンを装着してスタートの準備
⇒75秒ルールがある場合は、それに従い準備をします。ない場合は、自分の好きなタイミングでフィンを装着し、審判長のショートホイッスルがあり次第、フィンを水につけて足を馴染ませ、スタート台へ上り、準備をします。審判長のロングホイッスルが吹かれたら、いよいよスタートの時です。 - レース終了後は役員の誘導に従い退水
⇒レースを無事泳ぎ切り、タッチをした後は、自分のタイムを電光掲示板で確認し、競技役員の指示に従い退水していきます。この時、指示に従わず他の泳者を妨害する等してしまった場合は、失格となってしまいます!フィンを早く脱ぎたい場合もあるかと思いますが、落ち着いてプールの横側へ移動してからフィンを脱ぎ、退水していきましょう。
💡レース途中でアクシデント等で泳ぐのが困難になってしまった際(途中棄権)は、落ち着いて壁やレーンロープに掴まるなどして、他のレーンの泳者の邪魔にならないよう、プールサイドにいる泳法役員などに指示を仰いでから退水しましょう。 - 退水後は、荷物を回収し退場
⇒レース終了後は、疲れ果てていてプールサイドに忘れ物をしがちです!!泳ぐ際に身に着けている用具だけでなく、コース台の前に置いた自分の荷物も忘れず回収してから退場しましょう。またプールでは次の組のレースが行われていますので、それを妨害する事がないよう、充分に注意して行動しましょう! - サブプール等でクーリングダウン
⇒レースが終わったら、疲労した身体を整えるため、クーリングダウンを必ずしましょう。サブプールが使える場合はそちらへ移動し、少し泳ぐ事で身体を落ち着けて、また次のレースへの準備が始まります。サブプールがない場合は速やかに着替えを行い、マッサージローションなどを使ってストレッチをして少しウォーキングなど軽い運動をすると良いでしょう。回復と次のレースの活力のための栄養補給もお忘れなく。
〇全レース終了後
- 退館時間までに会場の外へ移動
⇒自分や自チームの全レースが終了した後は、大会毎に設定された退館時間までに荷物をまとめ、会場外へ移動しましょう。その際、待機場所に忘れ物やゴミ等を残さないようご注意ください。ゴミは原則持ち帰りとなりますので、会場で捨てないようお気をつけ下さい。
また、受付では大会の記録証や賞状の配布が行われています。お帰りの際は、そちらへ立ち寄り、自チームの分をお持ち帰り下さい。
以上が、大会の一日の動き方とその注意点になります!
初めての大会の場合は、ぜひ事前に目を通して、実際のタイムテーブルや自分の出場種目と照らしあわせて、当日はどんな動きになるかを想定しておくと良いでしょう。イメージができていれば、大会当日に不測の事態が起きても、焦ることなく柔軟な対応で、自分のレースへ集中する事ができるかもしれません!
大会はスポーツの醍醐味、張り詰めた独特な空気の中で泳ぐレースは、必ずや皆さんにとって貴重な体験になるはず。フィンスイミングをより深く楽しむためにも、積極的に大会へ出場してみてはいかがでしょうか!
今回の解説で、分からないことがございましたら、何でもぜひ、お問い合わせ下さい。(個別の大会に関することは、各大会の主催者へご確認下さい。)
フィンスイミングチャンネルは皆さまの充実したフィンスイミングライフを応援致します!!