2019年,幻となってしまった日本・長野開催のアジア選手権の台風による中止や新型コロナウイルス蔓延が続き,しばらく開催が叶いませんでしたが,2023年11月25日より,ついに4年ぶりとなるアジア選手権がスタートします!
日本からは16名の日本代表選手と,15名のジュニア日本代表選手が出場します!
ぜひみんなで日本選手団を応援しましょう!!
本記事は日本からでもアジア選手権の情報をいち早くGetできるよう,そして日本チームの応援ができるよう,大会情報をまとめていきます。
随時更新していきますので,こまめにチェックして,拡散・シェアのほどよろしくお願いいたします!
トピックス
【大会情報】アジア選手権?アジアジュニア競技会?
アジア選手権はアジア各国の代表選手が出場し,アジアNo1を争う『アジアフィンスイミング選手権』だけでなく,フィンスイミングの次代を担うジュニア選手たちが出場する『アジアジュニアフィンスイミング競技会』が同会期にて行われます
今大会も同じように,『第18回アジアフィンスイミング選手権』と『第6回アジアジュニアフィンスイミング競技会』が,2023年11月25日(土)〜28日(火)の同期間で4日間開催されます。
なお,細かい話をすると・・・
『アジア選手権(Asian championship)』の方は"championship"という名前の通り,アジアチャンピオンを決める大会であり,大会スケジュールも基本的には午前・午後で予選・決勝レースが行われて最終的な勝者が決まりますが,
『アジアジュニア競技会(Asian Junior competition)』は"competition"という名の通り,イベント自体の位置付けは『選手権』ではなく,あくまで『競技会・大会』となっており,実際にレースも全てがいわゆるタイム決勝のみで,予選・決勝はなく,午前のみで競技が終了します。
しかしながら,アジア選手権と同じ会場・雰囲気の中,海外の選手と一緒にレースを行うという緊張感は非常に貴重で大きな経験となることでしょう.
アジア選手権は2年に1度開催
フィンスイミングのアジア選手権は世界選手権と同様に2年おきに開催されます。
新型コロナウイルス蔓延の影響でしばらく開催ができていなかったため,今大会は2019年10月に日本にて開催予定だった第17回アジア選手権が台風によって中止となり,開催場所を変更して2019年12月に中国で開催となった中国大会以来,4年ぶりの大会となります。
ちなみに前回2019年中国大会では,上野浩暉選手が50mサーフィスにて見事優勝を果たしています!
タイ・プーケットにて開催!
今大会の開催地となるプーケットは,アジアで有数のビーチリゾート地として有名ですが,大会が行われる会場はリゾートとは程遠いエリアにあります・・・
プールはプリンス・オブ・ソンクラー大学という大学内にあるプールを使って行われます。こちらの会場では近年頻繁に国際大会が行われており,ここ数年では2018年9月に開催されたワールドカップ大会,2022年9月に開催されたワールドカップ大会に日本選手団が参加しています。
人によっては日本とは異なる形状のスタート台やプールサイドの構造に手こずるという選手もいるようで,少々攻略が必要なプールと言われる反面,とても泳ぎやすく,好タイムが狙える!と評価する声もちらほら聞きます。
15ヶ国・125選手/13ヶ国・109選手がエントリー!ロシア選手もチームCMAS1として参加
今大会は今までのアジア選手権・アジア競技会よりも参加国数が多く,アジア地域でのフィンスイミングの盛り上がり・広まりを感じさせてくれます!
一方,時期的な問題が,アジア強豪国である中国・韓国のエントリーが少ない印象です。逆に言うと,日本選手が上位を勝ち取るのには絶好のチャンスと言えるのではないでしょうか。
また,2023年上旬に,国際オリンピック委員会(IOC)のロシア・ベラルーシ2国の選手の競技会復帰検討を受け,アジア・オリンピック評議会(OCA)が発案した「2国の選手のアジア大会への参加」をIOCが容認したことから,いくつかの競技では世界的に同措置が取り入れられている。
今回,フィンスイミング界においても同措置が世界水中連盟(CMAS)により認められ,今大会にはフィンスイミング大国ロシア人の選手がアジア選手権へエントリーしています。
ただし,国旗・国歌を掲げての参加は認められていないため,『CMAS1』という所属としての扱いとなるほか,CMAS1からエントリーしている選手はアジア選手権の順位の対象外かつ,決勝競技に出場することはできないというルールになっています。
なお,今年7月にエジプトにて開催されたジュニア世界選手権においても,ロシア人選手はCMAS1より出場をしていました.
<参加国一覧と参加人数>
【アジア選手権(シニア)】
- 🇰🇭 カンボジア :1名
- 🇹🇼 台湾 :20名
- 🇮🇳 インド:6名
- 🇮🇩 インドネシア :11名
- 🇯🇵 日本 :16名
- 🇯🇴 ヨルダン :2名
- 🇰🇼 クウェート :2名
- 🇲🇾 マレーシア :3名
- 🇨🇳 中国 :9名
- 🇵🇭 フィリピン :2名
- 🇰🇷 韓国 :12名
- 🇸🇬 シンガポール :5名
- 🇹🇭 タイ :6名
- 🇻🇳 ベトナム :17名
- CMAS1(ロシア選手):13名
【アジアジュニア競技会】
- 🇰🇭 カンボジア :3名
- 🇹🇼 台湾 :16名
- 🇮🇳 インド:4名
- 🇮🇩 インドネシア :8名
- 🇯🇵 日本 :15名
- 🇯🇴 ヨルダン :6名
- 🇰🇿 カザフスタン :4名
- 🇲🇾 マレーシア :3名
- 🇲🇳 モンゴル :3名
- 🇰🇷 韓国 :7名
- 🇸🇬 シンガポール :2名
- 🇹🇭 タイ :16名
- 🇻🇳 ベトナム :22名
日本チーム参加選手・スタッフ一覧
日本代表選手一覧
<女子> | |
上野 愛美香 選手 | AQUA FinD |
小倉 麻央 選手 | NAIA Finswimming Team |
髙津 奈々 選手 | Style1 |
松田 志保 選手 | God Phoenix |
森 琴音 選手 | NAIA Finswimming Team |
山階 早姫 選手 | AQUA FinD |
<男子> | |
麻生 剛弘 選手 | Delfino |
阿部 尋斗 選手 | No Limits Finswimming Team |
岩井 康佑 選手 | No Limits Finswimming Team |
上野 浩暉 選手 | Fin-D Inc. |
佐藤 武史 選手 | AQUA FinD |
谷川 哲朗 選手 | God Phoenix |
富山 周祐 選手 | ATHRA Racing Team |
古瀬 颯 選手 | 0'Beats |
前島 遼太 選手 | Delfino |
渡部 力 選手 | No Limits Finswimming Team |
ジュニア日本代表選手一覧
<女子> | |
秋本 咲陽 選手 | 神奈中スイミングスクール |
伊藤 咲季 選手 | AQUA FinD |
稲毛 もあな 選手 | SPLASH |
坂口 紫 選手 | No Limits Finswimming Team |
篠原 未来 選手 | AQUA FinD |
芝田 彩夏 選手 | SPLASH |
中野 杏 選手 | Delfino |
奈良 恵利佳 選手 | AQUA FinD |
八木 咲花 選手 | God Phoenix |
<男子> | |
岡田 和人 選手 | 神奈中スイミングスクール |
片山 蒼志 選手 | BLAST WAVE |
黒川 大輔 選手 | 神奈中スイミングスクール |
白坂 親正 選手 | BLAST WAVE |
廣井 柚樹 選手 | Delfino |
三島 遼大 選手 | 神奈中スイミングスクール |
スタッフ一覧
日本選手団団長 | 吉澤 俊治 副会長 | 世界水中連盟 理事・日本水中スポーツ連盟 副会長 |
シニアチーム監督 | 長谷川 雄太 監督 | 日本水中スポーツ連盟 競技委員・広報委員長 |
ジュニアチーム監督 | 関野 義秀 監督 | 日本水中スポーツ連盟 競技委員・強化小委員長 |
総務 | 上原 洋子 事務局長 | 日本水中スポーツ連盟 事務局 |
※引用元※
レーススケジュール
*敬称略させていただきます
*予定日本時間:予選11:00〜/決勝18:00〜
大会のライブ配信
以下CMAS(世界水中スポーツ連盟)のYouTubeアカウントからライブ配信が行われます.プーケットまで伝わるよう,是非みんなで応援しましょう!!
*CMASとは・・・?過去記事参照↓