世界選手権も閉幕し、小休止を挟んでシーズン後半戦へ。来年のワールドゲームズ出場を懸けた最後の戦いが始まります。その序章、9月6日から3日間に渡り行われたCMASワールドカップ第4戦の結果をご紹介いたします!
トピックス
CMAS World Cup 2024 第4戦!
タイ有数の観光地として知られるプーケット島で開かれた第4戦。ワールドカップシリーズでは唯一となるアジア圏で開催される大会です。そんな地理的条件もあり、ヨーロッパ各国からの出場は少ないながら、ベトナム・インドネシア・カザフスタンなどアジア地域の国々が多く参加。22の国と地域から総勢212名の選手が出場しています。日本からは、おなじみ髙津奈々選手(Style1)も参戦しています!!
上位3選手・日本人選手のリザルトまとめ
アジア新記録!男子400mビーフィン!
最注目は男子400mビーフィン。VU Dang Nhat Nam 選手(ベトナム)が今大会唯一のアジア新記録で泳ぎました!記録は、昨年に自身がSEA Gamesで樹立した前アジア記録を0.08秒更新する3分32秒37。7月の世界選手権における5位相当の素晴らしいタイムです!ヨーロッパの伝統国が強いこの種目で、今、アジアで最も世界のメダルに近い選手といえるでしょう。
成長著しいジュニア選手たち
今大会は世界選手権からわずか2ヵ月後の開催という事もあり、選手たちもバカンス明けか、全体的な記録としては低調な印象です。特にシニア区分はその傾向が顕著にみえます。しかしながら一方で、ジュニア区分の選手たちの中には、シニアの優勝記録を超えるタイムやそれに匹敵するタイムも多く、若い世代の目覚ましい活躍が印象的な大会となりました!
ジュニアのメダル獲得国は、ベトナムやCMAS1(ロシア出身選手たち)が多いですが、タイ・チュニジア・カザフスタンといった国々の活躍もみられます。そのタイムをみれば、これらの国々の選手たちが、ただ単に「出場者が少なくメダルを獲得できた」のではなく、「その記録をもってメダルを勝ち取った」という事がわかるでしょう。若い世代の台頭、さらにいえば「フィンスイミング新興国の若い世代」の目覚ましい成長が印象的なワールドカップ第4戦となりました。
大会アーカイブ・全リザルト
大会アーカイブは『CMAS TV』から視聴できます。
大会の全リザルトは以下をご参照下さい。
最新のワールドゲームズ選考ランキングは?
今大会の結果も加わった、ワールドゲームズ選考の最新ランキングも要チェック!(ワールドゲームズとは?という方はこちら)
次回の更新もお楽しみに!
CMASワールドカップ2024はこの第4戦を皮切りに、一気にフィナーレへと突き進みます。今月4日からは第5戦がコロンビアで、同18日からは最終戦ゴールデンファイナルがイタリアで行われます!日本からも、30名を越える代表選手団がイタリアの地へ戦いに赴きます。(正式アナウンスはまだされておりませんが、おそらく両大会ともに『CMAS TV』にて配信されると思われます。)
日本選手たちの活躍はいかに!そして、栄えあるワールドゲームズ出場権は一体誰の手に・・・? 残り2週間で全てが決まります。今シーズンのクライマックスも、皆で楽しんでいきましょう!