【WORLD NEWS!!】日本代表の挑戦!!フィンスイミング ワールドカップ最終戦!

 フィンスイミング2024年シーズンの締め括りともいえる、ワールドカップ最終戦。『Golden Final』とも称されるこの大会が、10月18日から3日間にかけてイタリアの地で行われました!日本代表も出場した今大会、その結果をご紹介いたします!

CMAS World Cup 2024 最終戦!

ワールドカップ_ゴールデンファイナル_大会ロゴ(フィンスイミングチャンネル)

 水の古都ベネチアから車で約1時間。最終戦ゴールデンファイナルは、アドリア海に面したリゾート地リニャーノ・サッビアドーロで開催されました。翌年のワールドゲームズ出場を懸けた最終選考会でもあるこの大会には、29の国と地域から467名もの選手が参加。世界選手権大会にも匹敵する規模の競技会となりました!!日本からも各世代の代表で構成された31名の選手がエントリー。メダル獲得や記録更新、そしてワールドゲームズ出場を目指し、遠いヨーロッパの地へ、日本代表選手たちが戦いに赴きました。

メダル獲得者・日本選手のリザルト一覧

ワールドカップ_ゴールデンファイナル_サーフィス_50m_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_サーフィス_100m_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_サーフィス_200m_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_サーフィス_400m_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_サーフィス_800m_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_サーフィス_1500m_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_ビーフィン_50m_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_ビーフィン_100m_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_ビーフィン_200m_結果_2(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_ビーフィン_400m_結果_2(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_アプニア_50m_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_イマージョン_100m_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_イマージョン_200m_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_イマージョン_400m_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_サーフィス_4×100mリレー_結果(フィンスイミングチャンネル)
ワールドカップ_ゴールデンファイナル_サーフィス・ビーフィン_4×100mリレー_結果(フィンスイミングチャンネル)

大会のハイライト

佐藤 武史選手が1500mサーフィスで日本新記録!

ワールドカップ_ゴールデンファイナル_男子1500mサーフィスで日本新記録の佐藤選手(フィンスイミングチャンネル)

 大会初日、日本チームの初陣レースでいきなり日本新記録が飛び出しました!!!佐藤 武史選手(AQUA FinD)が1500mサーフィスで13分37秒99で泳ぎ、自身が5月に樹立した日本記録を見事に更新してみせました!佐藤選手は昨年に同種目で21年ぶりに日本記録を更新して以後、新記録を連発。長らく記録が止まっていた日本の長距離が、今再び、佐藤選手により動き始めました。

 佐藤選手は今回、一時は従来の日本記録を10秒以上も上回る攻めるレースを展開!終盤まで熾烈な3位争いを繰り広げるなど、世界の舞台で躍動しました!

上野 愛美香選手が400mサーフィスで日本新記録!

ワールドカップ_ゴールデンファイナル_女子400mサーフィスで日本新記録の上野選手(フィンスイミングチャンネル)

 先日の関東オープン大会で、自身初の日本新記録を樹立した上野 愛美香選手(AQUA FinD)。イタリアの地でも勢いそのままに、二大会連続となる400mサーフィス日本新記録を達成しました!!今回記録した3分26秒25は、今年の世界ランキング(ワールドゲームズ選考ランキング)で20位にランクイン。世界に通用する好記録で、日本の中距離を牽引する新エースの誕生といえるでしょう!

 上野選手は前述の佐藤選手とは異なり、終始安定したラップタイムを刻むレース展開。前半200mは従来の日本記録とほぼ同じタイムでの通過となりましたが、後半200mで粘り強くペースを保ち、日本記録を1秒以上更新する結果へと漕ぎ着けました!

中村 康弘選手が50mサーフィスで日本ユース新記録!

 同じく、先日の関東オープン大会で日本ユース新記録を樹立したジュニア日本代表の中村 康弘選手(NAIA Finswimming Team)。好調を維持して挑んだ男子50mサーフィスにて、自身の持つ記録を0秒01更新する18秒03で、日本ユース新記録を再び達成しました!

 中村選手のユース記録更新は今年に入って実に4度目。着実に記録を伸ばしており、来年に開催される『世界ジュニア選手権大会』での活躍が期待されます!

奮闘する日本選手たち

ワールドカップ_ゴールデンファイナル_出場したシニア日本代表選手たち(フィンスイミングチャンネル)

 続いては、ワールドゲームズ出場を目指し挑んだ選手たちの活躍をご紹介。

 男子史上初となるリレーでの出場権獲得を目指したのが、男子4×100mサーフィスリレーの4人クラブチーム単位での参加が主のワールドカップにも関わらず、リレーの最終組はなんと全てのレーンが各国の代表チーム。未だかつてないほど熱気と歓声が競技場を包み、国の威信を懸けた勝負は最高潮の盛り上がりをみせました!!!

 そんな熱気の中で日本チームは、日本記録を1秒近く更新する2分28秒04で泳ぎ終えたかにみえました。しかしながらその後、結果はまさかの失格に。悲願の出場権獲得とはなりませんでした。

 女子では、髙津 奈々選手(Style1)が個人種目での出場権獲得を目指し、今年3度目となるワールドカップでの挑戦!!国際大会で安定して自己ベストを更新している髙津選手。今大会も50mアプニアで、自身初の16秒台となる16秒86を記録しました!ワールドゲームズの出場ラインには惜しくも届きませんでしたが、日本歴代7位となるこの記録で、選考ランキング日本人最高位の14位にランクインしました。

引退撤回…?POSHART Max選手の衝撃

 海外選手の中で、今大会で驚愕の活躍をみせたのは、POSHART Max選手(ドイツ)でしょう。男子100mサーフィスの世界記録も保持しており、フィンスイマーで知らぬ人はいないほどのレジェンド選手ですが、一時はSNSなどで引退が噂されており、実際に今年の世界選手権ではコーチ業の傍らでリレーのみに出場していました。

 そんな彼が今大会、50m・100m・200mサーフィス、50mアプニアといった個人種目にエントリー。サーフィス3種目では断トツ優勝。当然のごとく、ワールドゲームズ選考対象の3種目においても、出場を勝ちとる記録で泳いでみせました・・・。彼が最も得意とする100mサーフィスでは選考ランキング1位にランクイン。引退説とは一体、なんだったのでしょうか。

配信アーカイブ・全リザルトはこちら

 今大会の配信アーカイブは『CMAS TV』からご視聴いただけます。

 大会の全リザルトは以下をご覧下さい。

最新のワールドゲームズ選考ランキングは?

 今大会の結果をもって、遂にワールドゲームズ選考ランキングが確定しました!!(ワールドゲームズとは?という方はこちらをチェック!)

 このランキングを基に、ワールドゲームズへ出場する「選ばれし100名の選手」がCMASにより決められます!

おわりに

CMAS World Cup 2024 遂に閉幕

 今年2月に開幕したワールドカップ2024シリーズも、遂に今大会で閉幕となります。年間を通じて行われた、ワールドゲームズ出場が懸かる熱いレースの数々。シーズン途中には世界選手権大会もあり、観る側も緊張し続けた一年となったのではないでしょうか。ホッとひと息つきたいところではありますが、そんな間もなく来年には、いよいよ本番『The World Games 2025』が待っています!

 4年に一度の栄冠は誰の手に。ご注目ください!

次回の更新もお楽しみに! 

 ワールドカップの閉幕により、フィンスイミング界はシーズンオフに入ります。しかしながらそんな中でも、今月11月にはカンボジア・プノンペンで『東南アジア選手権大会』が初開催されるなど、世界のどこかでフィンスイミングは常に催され、様々に広がりをみせています。

 今後も『Worldwide Finswimming News』では、そんなフィンスイミングの国際情報を随時ご紹介。世界を知り、フィンスイミングをより楽しむ材料としてご活用ください!

過去の大会結果はこちらをチェック

2024ワールドカップ 第5戦 コロンビア大会

2024ワールドカップ 第4戦 タイ大会

2024ワールドカップ 第3戦 アメリカ大会

2024ワールドカップ 第2戦 イタリア大会

2024ワールドカップ 第1戦 フランス大会

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